太陽凝視を行っている鍼灸師の話 “総括編”

初めての方は、序文 からお読みください。

自凝(おのころ)の強化 “その三” 活動電位

 ここまで取り上げてきた原核生物から単細胞の真核生物、あるいは少しだけ多細胞になった真核生物、いわゆるとても下等な進化過程、群体と多細胞、そして、細胞極性と細胞骨格、に付いて述べてきましたが、これらすべて生物一個体の電気特性の変容と強化に結び付くことです。

 

 この“生物一個体の電気特性の変容と強化”が進めば、活動電位も変容し強化されていくものである。

 

 活動電位についてWikipediaから引用です。

 

活動電位(かつどうでんい action potential)は、

細胞が受けるなんらかの刺激に応じて細胞膜に沿って流れる微弱な電位変化のこと(膜電位)。 主としてナトリウムイオン、カリウムイオンのイオンチャネルを通した受動的拡散でそれらイオンの細胞内外の濃度差を変えることにより起きるものである。

活動電位は動物の本質的な必要条件であり、素早く組織間・内で情報を伝えることができる。 また、動物のみならず、植物にも存在する。 

活動電位は様々な種類の細胞から生み出されるが、最も広範には神経系に於いて、神経細胞同士や、神経細胞から筋肉や腺などの他の体組織に情報を伝達するために使われる。

活動電位は全ての細胞で同じわけではなく、同じ種類の細胞でも細胞固体によって性質が異なることがある。例えば、筋肉は神経に次いで活動電位を発する組織として有名だが、中でも心筋活動電位は大抵の細胞間で大きく異なる。 

 補足として、上記文中の(膜電位)について

膜電位(まくでんい; membrane potential)は、細胞の内外に存在する電位の差のこと。

すべての細胞は細胞膜をはさんで細胞の中と外とでイオンの組成が異なっており、この電荷を持つイオンの分布の差が、電位の差をもたらす。 通常、細胞内は細胞外に対して負(陰性)の電位にある。 
 神経細胞や筋細胞は、膜電位を素早く、動的に変化させる事により、生体の活動に大きく貢献している。 そのため、膜電位とはこれらの細胞の専売特許であるかのように誤解される事も多い。

 しかし現実には、全ての細胞において膜内外のイオン組成は異なっており、膜電位は存在する。 たとえばゾウリムシの繊毛の打つ方向の制御は膜電位の変化によって制御されている。 また植物細胞において有名な例としては、オジギソウの小葉が触れる事により閉じるのも、オジギソウの細胞の膜電位の変化によるものである事が知られている。 このように、膜電位(とその変化)は、単細胞生物や植物細胞にさえ存在する、生物共通の基本原理である。

 

 このWikipediaの解説文に登場したゾウリムシは単細胞生物ですが、活動電位が強化されているからこそ、外界に反応して動くことが出来るようになり、動くこと事態が活動電位の強化となり得るものでもある。

この“動くこと事態が活動電位の強化となり得る”これもタンパク質の高分子化につながっていく大事な要素です。

 

(ちなみに“改”で、ゾウリムシについてこんな風に述べました。 

ゾウリムシは、障害物に衝突した時、捕食性の生物に追われた時、化学物質を含んだ溶液に近付いた時、熱を感じた時、光を感じた時、これらはそのゾウリムシ自身の事象の観察行為であり、その観察行為による認識でゾウリムシの細胞に膜電位が生じたと言えます。  その膜電位はゾウリムシの繊毛運動を変化させ、泳ぎ方が変わります。 これは、事象の観察と認識による行動の変化と言い得る事です

 

 ここまで取り上げてきた一個体の電気特性の変容と強化は、生命の進化、これ自体の大事な一側面であると言いうることが出来ます。